職場のハラスメントとは?代表例と企業に求められる対応を解説

2026/06/08 更新
職場のハラスメントとは? 近年、職場のハラスメント問題は、企業にとって避けては通れない重要なテーマとなっています。「昔はこれくらい当たり前だった」「コミュニケーションの一環だ」
といった個人の感覚や古い常識は、現在のビジネス環境では大きなトラブルの火種となります。
今回は、職場で発生しやすい代表的なハラスメントの種類と、企業がそれを「個人の問題」ではなく「経営課題」として真剣に向き合うべき理由について解説します。

職場で注意すべき代表的なハラスメント

職場におけるハラスメントには様々な種類がありますが、代表的なものは以下の4つです。

パワーハラスメント(パワハラ)

職務上の地位や人間関係などの「優越的な関係」を背景に、業務の適正な範囲を超えて、精神的・身体的苦痛を与えたり、就業環境を害したりする行為です。暴言や暴力だけでなく、過大な要求や逆に仕事を与えないといった行為も含まれます。

セクシュアルハラスメント(セクハラ)

職場において、労働者の意に反する「性的な言動」が行われ、それによって労働者が不利益を受けたり、就業環境が不快なものになったりすることです。異性間だけでなく、同性間での行為も対象となります。

マタニティハラスメント・パタニティハラスメント(マタハラ・パタハラ)

妊娠・出産、または育児休業などの制度を利用することに対して、嫌がらせをしたり、不利益な取り扱い(降格や減給、退職の強要など)を行ったりする行為です。
女性に対するマタハラだけでなく、男性の育休取得に対するパタハラも問題視される傾向にあります。

ケアハラスメント(ケアハラ)

家族の介護を行いながら働く従業員に対して、介護休業や短時間勤務などの制度利用を妨害したり、嫌がらせや不利益な取り扱いを行ったりする行為です。高齢化社会が進む中、今後さらに企業側の配慮と対策が求められるハラスメントです。

なぜハラスメント対策は「経営課題」なのか

ハラスメントは「当事者同士の個人的なトラブル」ではありません。企業が組織全体で取り組むべき「経営課題」です。その理由は主に以下の2点にあります。

人材流出と生産性の低下

ハラスメントが横行する職場では、被害者だけでなく周囲の従業員のモチベーションも著しく低下します。結果として、優秀な人材の離職を招き、組織全体の生産性が大きく落ち込みます。採用難の現代において、人材の流出は企業の存続に直結します。

法的リスクと社会的信用の失墜

法的リスクと社会的信用の失墜 企業には従業員に対する「安全配慮義務」があります。ハラスメントを放置すれば、メンタル不調による休職、労務トラブル、損害賠償請求などに繋がる可能性が高まります。また、SNSなどで事態が拡散されれば、企業ブランドや社会的信用に致命的なダメージを与え、業績悪化にも影響を及ぼします。

ハラスメントの防止は、リスク管理であると同時に、従業員が安心して能力を発揮できる「土台」を作ることです。まずは組織全体でハラスメントに対する正しい知識を共有し、一人ひとりの意識をアップデートしていくことが不可欠です。

その他オススメの研修

新人研修プログラム

ビジネスパーソンに欠かせない行動原則を学び、ワークショップ形式で体感することで、御社の新人を、信頼・評価を獲得できる人材へ育成します

中堅社員・リーダー研修プログラム

後輩の育成、業務の改善、職場の活性化といった中堅社員に期待される役割を認識し、行動に移すためのノウハウを習得するプログラムです

管理職研修プログラム

『上層部と部下との板挟み状態』その克服に向け、調整ポジションとしての役割を明確に掴み、課題解決のノウハウを習得するプログラムです

営業研修プログラム

受注への道のりに立ちふさがる関門突破に必要なスキルを、5つのプロセスに分けて網羅しています

CS研修プログラム

CSの目標設定・アクションプランから、CSの推進・浸透・定着、ビジネスシーンでの実践スキルまで、もれなくラインナップしました

オンライン研修プログラム

WEBの特性を活かした双方向型ライブ研修で、飽きさせない展開と高い研修効果をご提供します