コロナ禍が、
企業研修に与えた影響は甚大でした。
3密を避けるために実施を見送るケースが相次いた一方で、
オンライン化に舵を切った企業も少なくありません。
社員教育のWeb活用を研究する機関の調べでは
オフライン7:オンライン3だった比率が一気に3:7へ。
著名なビジネスアカデミーでも、
新入社員研修にオンラインを組み込んだ企業が、
4割に及んだそうです。
導入が一気に進んだ背景としては、
不向きと思われていた内容でも必要に迫られ実施してみれば、
むしろオフラインより優れていた面が多かったからです。
例えばコミュニケーション系の研修でよく用いられる、
ロールプレイングにおいては、
オンラインなら全員が一人一人の表情まで見て取れます。
そのため、どうすればうまく伝わるのかというノウハウが、
オフラインよりもうまく共有できている手ごたえがありました。
そして何より事業所単位などの物理的な“箱”にとらわれず、
社員一人一人のレベルや目的に沿った研修を、
フレキシブルに、何度も組めるメリットは圧倒的です。
オンライン研修のデメリットとしては、
在宅勤務における受講場所・機材・ネットワークといった、
環境面の整備が挙げられます。
このオンライン環境の整備にかかるコストは、
何度も研修を組めば、すぐ元が取れるものです。
一方、オフライン研修に必要な移動の交通費や宿泊費は、
開催すればするほど追加で発生するコストです。
オンライン化が進んでいるのは、
その比較検討が速やかに行われた結果かもしれません。
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