VUCA時代の営業に求められるスキルとは│営業研修コラム

VUCA時代の営業に求められるスキルとは

2024/12/25 更新
VUCA時代に営業に求められるスキルは大きく変化しています。 これまでの「御用聞き・押し売り営業」から転換を行い、顧客から必要とされる営業を目指しましょう。
本コラムではVUCA時代の営業に求められるスキルをご紹介します。

※VUCA時代とは、ビジネス環境や社会状況を表現するキーワードで、
以下の4つの要素から 成り立っています。
もともと軍事用語として生まれた概念ですが、現在ではビジネスや教育など幅広い分野で使用されています。
VUCAの構成要素
・Volatility(変動性): 価格変動、技術革新、新たな競合の出現など、状況が急速に変化することを指します
・Uncertainty(不確実性): パンデミックや地政学リスクなど、将来の予測が困難で、出来事の因果関係が見えにくい状態を指します
・Complexity(複雑性): グルーバルなビジネス環境により問題や課題に多くの要因が絡み合う状態を指します
・Ambiguity(曖昧性): 情報が不完全であり、解釈が分かれる状態を指します

VUCA時代に必要なスキル

適応力 : 環境や顧客のニーズが変化する中で迅速に対応する力。新しい製品、技術、トレンドを素早く学び、業務に活かせるスキル。適応力を身に付けるには、新しい業務やプロジェクトに積極的に参加し、変化を体験しましょう。

データ活用力 : データを分析し、顧客の本質を見抜くスキル。CRMやSFAデータを活用し、顧客に価値を提供するスキル。EXCELやBIツールといったデータ分析ツールを積極的に活用し、可視化や分析を行い、意思決定に活かしましょう。

問題解決力 : 顧客の立場に立ち、顧客の課題・ニーズを理解し、解決策を提案するスキル。顧客の課題・ニーズを理解するためのヒアリングを行えるように、顧客の業界情報や競合他社の情報など積極的に収集しましょう。また傾聴力といったコミュニケーションスキルの強化も重要です。

創発力 : 従来の方法にとらわれず、新しい方法やツールを積極的に取り入れるスキル。様々な業界の成功事例や失敗事例を学びましょう。

自律学習力 : 誰かに指示されて動くのではなく、自らの意思で考えて行動し、学ぼうとするスキル。将来のビジョンを明確にし、ビジネスに関する書籍や様々なコミュニティに積極的に参加するなど、自らの意思で学びましょう。

VUCA時代に求められるスキルを習得し、これまでの「御用聞き・押し売り営業」から「課題解決・ソリューション営業」への転換を行い、顧客から必要とされる営業を目指しましょう。

監修

株式会社アイル
アイルキャリアカレッジ 講師 
【講師歴】
アパレル・ファッション業界、医療業界、食品業界、IT業界、建築建設業界、金属・部品業界、鉄鋼・非鉄業、金融業界、
マスコミ業界、アミューズメント業界など、あらゆる業界の企業様。年間100回以上、研修を実施。
研修効果の定着に必要な、ポジティブ思考を引き出すファシリテーションが好評で、リピートが後を絶たない。

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